甘い麦

共働きで年子の兄弟を育てる記録。主に仕事と家事育児の両立について。

【育児グッズ】ケアグッズ・入浴グッズ編

 

先日、急きょジョジョ第4部全巻を上司に貸すこととなり、必死で各巻に目を通し、台詞を事前に書き写しておきました。

今回は、ケアグッズ(日々のケア用品や入浴グッズ)について。

 

1 ケア用品

ア 爪切り

出産してから驚いたことシリーズその2:赤子の爪の伸びる速さ。

絶好調!! だれもぼくを止めることはできない。

というペースで爪が伸びる。

そもそも、生まれた瞬間の赤子の爪が既に伸びている。出産直後の極度の疲労の中で、子の伸びた爪をみて「人間だなあ」と、しみじみ思ったことを覚えている。

とにかく爪切りは必須、しかも入院時に持参すべきグッズである。

産後間もない赤子の爪は紙石けんのように薄いので、このようなハサミ状の専用爪切りを用意する。

1歳前後から、サイズは小さいものの人間の爪らしい強度を備えてくるので、普通の形状で小さめの爪切りにチェンジした。やはり使い慣れた形状の方が切りやすい。

 

イ 化粧水

「俺ですら化粧水なんて使ってないのに!」という父親の叫びが聞こえてきそうであるが、特に冬は乾燥するので風呂上がりなどに使用。

種類も値段も様々なので、その辺は母親が化粧水を選ぶ感覚に合わせればよいと思う。

 

ウ 綿棒

赤子の耳サイズの小さい綿棒があるので、こちらを準備。これで風呂上がりに耳や鼻のケアをするよう産院から指導を受けた。鼻に綿棒を突っ込まれて嫌がらない子はいないので(自分だって嫌だ)、子どもはまず泣くだろうが、割り切ってさっさとやるしかない。

 

エ  鼻水吸引器

赤子の鼻水を除去するための器具。〜1歳代くらいまでは、子どもは自分で鼻をかめない。かみ方を必死で教えるが、伝えるのは難しい。しかし鼻水はどんどん流れて来る...うまく呼吸できなくてぐずる我が子...

このような状況を打破するのがこの器具。親が吸引する仕組みになっている。

鼻水を吸い取る!?いくら愛しい子のためとはいえ、そんなことできない...」と躊躇し、自分は母親失格なのかと落ち込んだそこの私!大丈夫!!この器具は直接鼻水を吸い込むことがないよう工夫されているので安心である。

ただし、(医学的なことはわからないが)吸引が終わったら、菌を吸い込んでいる気がするのでうがいすることをお勧めする。

(便利な商品だけど、なせ「ママ」限定なのか...)

 

一冬に何度もお世話になるので、朝から晩まで鼻水吸引に追われる生活はもうヤダ!という場合は、電動タイプもある。

 

オ 体温計

 体温計なんて、いま家にあるので十分といえば十分なのだが、スピード検温(数十秒で仮の値が出る、病院で渡されるようなもの)ができる体温計は必須である。

腋の下に体温計を挟んだまま数分間じっと待つ、というのは子どもにとってほぼ不可能であり、また、保育園に通うようになると、毎朝「今朝の体温」を測定する必要があったりするので、数十秒で予測値を出してくれるスピードタイプを強くお勧めする。

なお、腋下タイプではない体温計(耳や額で一瞬で計測できるもの)もあるが、実際に使用してみたところ値が安定せず計測方法が難しいこと・病院によっては「腋の下で計測した体温」を聞かれる所もあることから、腋下タイプは1本持っていた方がよい。

※ 医療関係者ではないので、このへん大間違いなことを書いていたらすみません。

 

カ スポイト

とにかく赤子の世話は一つ一つ大変なのだが、中でも「赤子自身の協力を得る必要があること」ほど大変なものはない。具体的には、「食べさせる」「飲ませる」といったことである。

ご飯を食べさせる話だけで1回分書けそうなので今回は省略し、「薬を飲ませる」ことについて。

シロップ味付の粉薬をジュースに溶かしても、子は敏感に「異物!マズイ!」と察知し、飲まない。シロップ薬は、溶かしてから時間が経つと苦みが出るので、親も早く飲ませようと焦る。こういう苦行を助けてくれるのが、この商品である。

ある程度口の奥に液体を入れると苦みを感じづらく、また反射的に飲み込んだりもするので、「薬、飲まない、プギャー!」というご家庭で試してみてほしい。

 

キ 歯ブラシ

前歯2本だけの頃から、歯磨きは始まる。これも鼻の綿棒同様、口の中に無味の異物を突っ込まれて喜ぶ乳児はいないので、まず泣く。それを、味付き歯磨き粉でごまかしたり、歯のついたお人形を見せて一緒にやろうね〜となだめたり、最後は叱ったりしながら、何とか毎日やっている。

歯の数が少なく、まずは「異物が口に入っていることに慣れる」段階では、この商品を使った。 

「ブラシで磨く」というよりは、「ゴム状の平面で歯の表面をこする」といった商品。

歯科の専門家ではないので効果は不明だが、歯が少ない頃は、歯ブラシよりは抵抗なく受け入れてくれた。

 

2 入浴用品

ア ベビーバス

赤子を生後1月の間個別入浴させるために使うもの。

レンタルで済ませると便利であることは育児グッズについて(レンタル活用編) - 甘い麦で述べたとおりだが、その際に便利だったのがこのような条件。(当時の商品が見つからないため、類似品を掲載)

選ぶポイントは、1シンクで使用できること・2栓が着いていて排水が楽なこと である。(レンタル前提なので、「他への転用ができるか」「コンパクトに畳んで保管等できるか」などは今回触れません。)

シンクで使用できると、湯を溜めるのも楽だし、立った姿勢のまま沐浴(赤子の個別入浴のこと。)もできるので、産後間もないボロボロの体でもできる。

これが「床置き」タイプの場合、しゃがんで作業する苦しみは、例えるなら「開腹手術から間もないときに、ブリッジ姿勢を取るくらいの苦しみ」に相当する。

そのため、上記の商品でなくとも、できるだけ立ったまま作業できる高さに置くことを推奨する。(最近の洗面台はシンクが広いので、上記タイプでなくとも入ることも多い)

また、ベビーバスの底に栓がついていれば、大量に入った湯を捨てる作業も楽に行える。

シンクとベビーバスの大きさがほぼ同一だと、湯を捨てる場所にとても困るので、地味に助かる。

 

イ 湯温計

沐浴の温度は季節にもよるが一定が適温とされている。とにかく最初は「ミルクは○ccを○時間置きに!」「沐浴は○度で!」とおっかなびっくりマニュアルを見ながらの育児になるので、こういう場合に湯温計があると簡単に温度がわかるのでよいです。

大人と一緒に入浴するようになると、そこまで神経質に温度を気にしなくなるので、これもレンタルでいいかと思う。1か月数百円で借りられる。

(探せば100均にもあるかもしれない)

 

ウ 沐浴布

赤ちゃんは、素っ裸になると本能的に不安になるので(恥じらいではない理由で)、沐浴中も薄手の布を体にかけておく。

専用の商品もあるが、薄手のタオル(温泉でもらえるような薄いやつ)や手ぬぐいで代用できる。

 

エ ガーゼハンカチ

沐浴時に体を洗うために使う布。なお、ガーゼハンカチはこのほか授乳・ミルク時に口元を拭いたりよだれを拭いたり汗を拭いたり、とにかく万能なので10枚セットなどで購入しておいてもよい。

 

オ 沐浴剤

沐浴用の入浴剤。これを湯に混ぜておけば、髪や体を洗う際に石けんを使う必要がない→すすぐ必要もないので、沐浴作業がとても楽になる。

ユニットバスの住まいに住んだことがあるなら誰しもぶつかる問題:「ユニットバスに湯を貯めて入ると、髪洗ったり体洗ったりできない(風呂の中で洗ったら、せっかく貯めたお湯が汚れる)」という問題が、沐浴にも発生する。

産院では、「最後にかけ湯すべし!」と指導されたが、かけ湯用のお湯を別途用意し、しかもそのお湯の温度も適温をキープ...というのは非常に面倒だったので、この沐浴剤は本当に助かった。

育児は苦労すればするほど正しい、というものではないので、楽できるところはどんどん楽していいと個人的には思う。

なお、沐浴期間が終了後は大人と同じ入浴になるが、その際に使うシャンプー・ボディソープ類も、「泡で出るタイプ」にすることで作業が楽になる。特に、子がおすわりできるようになるまでの数ヶ月間は、常に片手で赤子を支えながら入浴するので、残った片手でいちいち泡立てしてられっかい!!という私のような方には、すでに泡立てされている「泡タイプ」商品をお勧めする。

 

カ バスタオル

赤子の風呂上がり用バスタオル。もちろん普通のバスタオルで十分だが、出産祝いでこのような形状のタオルをもらい、どちらも大変役立ったので紹介。

↑こちらは、新生児〜歩けるようになるまで。頭を受ける場所があるのが使いやすかった。

 

↑こちらは歩けるようになってから。着せておけば湯冷めもしないので、大人1人でも風呂上がりに慌てずに済む。

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そして、もう少し成長した今は、バスタオルの中心部に穴を開けたもの(実家のオリジナル品)を被せている。自分たちが子どもの頃はハメハメハと呼んでいた。かぶせるだけなので簡単だし、洗濯もしやすい。

 

キ シャンプーハット

 これは、大人と一緒に入浴するようになり、寝かせながらではなく座らせて頭を洗うようになってから使う器具。

シャンプーや洗い流した湯が目に入らないようにするためのもの。冠のように装着する。

当初は使っていたが、次第に面倒で使わなくなった。

洗髪中に「いま息してもいい!?」「いま笑ってもいい!?」と一々確認するほど、湯が目鼻に入ることを恐れるような子の場合は使ってもよいと思う。

 

ク バスチェア

これは、「一時期しか使わない専用グッズでありながら、大活躍した商品」である。

浴室内で子を一時的に置いておくための椅子。この「一時的に」「置いておく」ことができる場所というのは、一般的な浴室にはない。

「置かなければいい」と思えるが、それは大人が2名以上いる場合である。

おすわり前の赤子は、とにかく常に支えていなければならないので、大人1人で一緒に入浴しようとすると、赤子を支えながら自分自身の髪や顔・体を洗うことができないため、「大人だけ2回入浴する(1回は赤ちゃんと、もう1回は自分だけ)」必要がある。

私は寒い冬に(又は暑い夏に)2回も入浴したくなかったので、「大人1人でも1回の入浴で済ませる手順」 を考えた。その際、このバスチェアが大活躍した。

(大人1人で子の風呂入れをする方法は、世の母親が色々工夫しているものをネットで見ることができるので、そちらを参考にしてください。)

なお、このバスチェアは「一時的に」「置いておく」目的の商品なので、風呂場に限らず、そのような用途がある場所(例えば玄関で、自分の靴を履くための一瞬の間など)にどんどん移動して活用した。

また、特に固定ベルトなどは着いていないので、赤子の性格によっては激しく動いて落ちる危険もあることから、子の様子を見ながら使用することをお勧めする。

(我が家は、長男はいつまでも動かず座っていてくれたが、次男は動き回りあまり使えなかった。)

 

3 おわりに

大人1人で風呂入れする方法は、「詰め将棋か?!」と思うくらい、ゴールに向けて細かく決められた順序があり、その具体的な方法は家庭の風呂場や脱衣場の広さ・子の性格などよって異なるので、今回は自己流の手順をお伝えできず非常に残念である。

育児は往々にしてこの「詰め将棋」的な一連の順序・流れを考え実行することの繰り返しだなあと、1年目はよく思った。

必ずしも母親が一人で考える必要はないので、将棋好きの父親などがいる場合は、こたつでみかんでも食べながら一緒に考えてみてはどうでしょうか。