甘い麦

共働きで年子の兄弟を育てる記録。主に仕事と家事育児の両立について。

【育児グッズ】体調不良編

ここ10日ほど、

次男がロタウイルス入院→長男もロタウイルス入院

と、おいおいおいおいおいおいおいおいデマいうんじゃねーぜ…というような事態に見舞われ、病院では24時間付き添い&家庭では吐瀉物などの処理消毒に追われ、大人は消耗していました。

この消耗…ただで終わらせてなるものかと、子の体調不良時に役立ったものを書き留めておきます。

なお、あくまで自分の体験に基づくものです。医学的に大間違いな内容を含んでいる可能性もあるので、参考程度に見てください。

 

1 嘔吐対策

家庭で子の嘔吐に対応していると、「えーと、今はローマ時代で、私はひたすら吐瀉物を受け止める役割の奴隷だったかな?」という錯覚に陥る。

何しろ、幼児は「自分で(洗面器などに)狙いを定めて吐く」ことができないので、親が24時間神経を研ぎ澄ませて子の嘔吐の気配(※)を敏感に察知し、口元に受け皿を差し出さなくてはならない。

(※「嘔吐の気配」というのは、「喉の奥で湿った音がする」レベルの微かな気配です。「吐く」と予告してから吐くことは残念ながらほぼありません。)

夜間はこちらも寝ていて反応も遅れ、手元も暗いので成功率も下がり、寝具を何枚も駄目にした。

早く未来の技術で、吐瀉物を空中で瞬間凍結させる機械や、口腔内にセットして水分を吸着する物質などが開発されてほしいが、とにかく今は(きっと)ローマ時代と何ら変わらず、出てきたものを愚直に受け止めるしか方法は…ない!!

シャーレ

プロの現場に学ぼうと思い観察すると、病院では嘔吐対策にシャーレが使用されている。これは一般家庭でも薬局などで購入できる。洗面器と違い、顔に沿う形状なので、寝たまま嘔吐してもキャッチ可能。病院ではこれに袋をセットして、都度袋ごと捨てていた。

これを使い始めてから、嘔吐キャッチ成功率が上がった気がする。

使い捨て防水シーツ

これも病院で学んだもの。「ゼッタイ今夜は吐く」というような日に、布団にセットしておけば、汚れてもこのシートを捨てるだけで交換完了!夜中3時に嘔吐して、汚れた寝具を交換して足踏み洗濯やら消毒やらしていたら夜明け…などという事態も防げるぞ!

嘔吐処理セット

子が盛大に嘔吐すると、ただでさえオロオロするので、処理はシステマチックに手早くできるように、予め処理セットを用意しておくと心強い。

・使い捨てビニール手袋

・マスク

・捨ててもよい粗品系タオル(地味に重要。こういう2軍タオルをあらかじめ選り分けておけば、とっさに使ったタオルが「子どもの名前が刺繍された可愛いタオルだった!」とか、何なら「バスマットだった!」という事態を防ぐことができる。)

・バケツ

・ビニール袋

・次亜塩素酸(キッチンブリーチなど。希釈して消毒に使用)

・洗濯機用洗浄剤

 

2 おむつパット 

おむつ卒業している幼児には必須。下着にセットするだけなので、サイズも気にせず使用できる。嘔吐処理に加えて下着の洗濯も…となると2倍大変なので、常備しておくとよい。

 

3 ストックしておく食品

夜間の体調不良や、買い物に行けないときに備えて、ストックしておくもの。

ポカリスエット

・飴

→子どもが安全に飴を舐められる年齢なら、嘔吐時でも接種可となる場合もある(医師へ要確認)。

今回、長男が絶食となり空腹を訴えていた間、飴で凌ぐことができた。 

 

4 ポータブルDVDプレーヤー

病院での長い待ち時間や入院中の退屈に、子どもは耐えられない。インターネット接続できない場所でも長時間に渡りエンターテイメントを提供する機器は必須である。(使用に際し、イヤホン使用など病院に確認する)

 

5 おわりに

相次ぐ子の体調不良→入院 という非日常が続くと、親も調子を崩しがちである。

以前、上司から「非常時こそ意識して平静を保つことが大切」と言われ、以来、この言葉をことあるごとに思い出している。

子の体調不良が一晩の救急外来受診で解決すればよいが、今回のように長期戦になればなるほど、いかに親が平常心でいられるか、ということが大事になってくる。

そんなとき、落ちつくんだ・・・『素数』を数えて落ちつくんだ・・・というように、「これをすれば(又はこれがあれば)心を平静にできる」という自分なりの方法・モノがあるといいなと今回実感した。

※ しかし「素数を数える」というのはいつでも・どこでもできるスゴいマネジメント方法だな...(真似できないのが残念)