甘い麦

共働きで年子の兄弟を育てる記録。主に仕事と家事育児の両立について。

【育児グッズ】赤ちゃん お食事編

今回は離乳食に必要なグッズについて。

いよいよ子どもが食事をはじめるとき...!世の中の様々な味にどんな反応をするんだろう?

ンまぁーいっ!!味に目醒めたァーっ

とか言うのかな?何を食べさせてあげようかな??

などとワクワクしていると、手間ひまかけたのに全然食べないという現実にブチ当たるので、過剰な期待はしない方がいいです。

手間をかけるほど、食べてもらえなかったときのダメージが大きいので、できるだけ自分も手間をかけずに、食べなくとも「じゃ、また、今度ね!」とスカッとサワヤカに片付けられるような工夫について紹介します。

 

1 前掛け(エプロン)

食事のときは、半分以上を床にこぼしながら食べるので、後片付けを少しでも楽にするために必須。

我が家で愛用しているのはこちら 

プラスチック製なので、食事の都度、水洗いでき手入れがらくちん。我が家は食洗機で洗っているが、今のところ壊れる様子もなく丈夫である。

なお、当初は某量販店の安い製品を使っていたが、繰り返し使用するうちに、着脱時に負荷のかかる首回りが割れてしまったのでこちらをお勧めします。カラーが豊富にあるのも、双子や年子の場合に嬉しいところ。

 

また、外出先での食事には、このように折り畳める防水性のエプロンを持参して使用している。

下部にポケットがついているので、外出先でも服を汚すことなく食事ができて親も助かる。

 

なお、「絶対に汚したくない!」派の方には、このようなタイプのエプロンもある。 

しかし手入れがやや面倒なことと、袖までカバーしなくとも我が家の場合はさほど汚れなかったので、使用していない。

 

2 離乳食の調理

離乳食はとにかく「作るのに手間がかかり」「食べさせる量はほんの少し」という点がやっかいである。

できるだけ作業を簡単に...という思いで、いくつかの方法を採用した。

 

ア まず基本セット

これは「麻の服」&「木のこん棒」レベルの初期基本セットだ!

離乳食に必要な「裏ごしする」「すりつぶす」などの作業ができる小振りな道具がまとめて入っている。

コンパクトにまとまるので、実家に帰省する場合等も簡単に持って行ける。

一部の食器はレンジも可で(レンジ用フタも付いている)、そのまま提供できる形状になっているのもありがたい。離乳食用のスプーンもついているので、とりあえずこれがあれば、「離乳食を作り」「与える」ことができる。

 

イ まとめて調理→保存

例えば「十部粥」や「野菜スープ」などを、都度ゼロから作るのではなく、

一気にまとめて作り→ケースに入れて冷凍→使う都度レンジで解凍

という方法を採ることで省力化していた。このようなケースなら、冷凍もレンジも可能であり、店舗に行けば大小様々なサイズが売っているので、月齢に合わせて揃えておくとよい。

  

ウ 大人の食事と一緒に用意

炊飯器の中に米と一緒にセットし、網の上に野菜などを並べて炊飯することで、一緒に蒸し野菜などができるもの。カボチャやジャガイモを蒸して、一品として提供することができる。

また、商品を紹介するほどでもないが、大人用の湯のみに米と必要な分量の水を入れて、炊飯器で大人の米と一緒に炊飯すれば、1回分のお粥ができる。

実家でお粥を作るときは、毎回この方法で準備していた。お粥を鍋で作ろうとすると、少し気を抜くとすぐ、雀が集まって来そうな糊になっていたので...(私の調理が下手なだけかもしれないが)

 

エ 市販品を活用

離乳食は、自分一人で毎日準備していると内容もマンネリ化するので、市販品を組み合わせて作っていた。

特に生協の離乳食商品は使いやすいものが多く、よく注文していた。

recipe.tokai.coop

この「バランスキューブ」は、製氷皿状に野菜スープ等が冷凍されているので、使う分だけ砕いて解凍できる。

 

 このような「うらごし済み野菜」も大いに活用した。カボチャ・ジャガイモなど各種あるが、中でもこのコーンはよく使った。

コーンは子どもが味を好む、ということもあるが、「コーンを茹で」→「一粒ずつほぐし」→「裏ごしする(一粒ずつの皮は食べられないので除去)」というのが恐ろしく面倒だったからである。コーン缶(クリームタイプ)でいいのでは?と思い買ってみたこともあったが、コーン缶にはかなりしっかり味がついていて、離乳食には向かなかった。

麺類を食べるようになってからは、こちらをよく使った。長さが通常のそうめんの半分なので子どもでも食べやすい。また、この麺の「成り立ち」的昔話からも、胃腸によさそうだということが伝わってくる。↓

今から四百年ほど前、伊達藩白石城下に鈴木味右衛門という人がおりました。父が胃を病んで床に伏し何日も絶食しなければなりませんでした。親思いの味右衛門は大変心配して、何か良い食餌療法はないかと八方手を尽くしたところ、たまたま旅の僧から油を一切使わない麺の製法を耳にし、これを作って温め父に勧めたところ、胃病は日ならずして快方に向かい、やがて全快したということです。油を使わないで作る麺は胃にやさしく消化も良いので回復を早めたのでしょう。

 ・・・特に製麺会社に親戚がいるわけではありません!念のため!

 

オ できあいの離乳食に頼る

外出先での食事や、「もうダメだ...離乳食を作るだけのHPが残っていない...」などといったときに頼れる存在。 

このようなパウチ状のものをレンジで温めるタイプや、容器に入っていてそのまま食べさせられるタイプなど、店頭に様々売っている。

 

「絶対手作り!」「味にも栄養にも気を配って!」と気を張っていると自分を追いつめかねないので、使える便利な物は使ったらいいかと思います。

 

3 離乳食の本

一人目の子のときは、とにかく「何を、いつから、どのように」食べさせたらよいのか全くわからなかったので、参考になる本が1冊あるとありがたい。

 我が家では母からもらったこの本を参考にしていた。

所々登場する、昭和な雰囲気の写真にちょっとビックリするものの、非常にまじめに書かれており、離乳食のレシピは(そこまでまじめに作れなかったので)あまり参考にできなかったが、「○か月から食べられるもの」がよくわかるので参考にしていた。

なお同じシリーズのこちらの本も、子の体調不良時にまず読むようにしている。症状から受診の緊急度がわかるような図もついているのでありがたい。

(ネット社会の21世紀なんだからネットで検索...とも思うが、体調不良関係については、「我が家は××でしたけど大丈夫でしたー☆」のような「口コミ」が上位で検索されてしまい、なかなか知りたい情報にたどり着けないので、医師が執筆した本が1冊あると心強い。) 

 

4 おわりに

「離乳食をいかに手抜きするか」といった内容に終始してしまったが、一番大切なのは「親子で一緒に食事を楽しむ」ことであり、「食事の準備」に力をかけるあまり、食べないことにイライラ...では本末転倒だと思うので、同様の考え方の人は参考にしてください。(「かけた手間=愛情の量」という考え方の人には、相容れない内容かもしれません。)

それから、親としては、「どんどん新たな味・食材に挑戦させたい」と思うところだが、我が家では

「新たな食材(アレルギー源となり得るもの)に挑戦するのは、平日午前中に、在宅しているとき」

というルールを作っていた。万が一、アレルギーによる発作等が出た場合に、かかりつけの病院にすぐ受診するためである。

だから、実家で祖父母などが

こいつにスパゲティを食わしてやりたいんですが、かまいませんね!!

と言ったとしても、小麦粉を食べさせたことがない場合は...鬼の心で断るべし!