甘い麦

共働きで年子の兄弟を育てる記録。主に仕事と家事育児の両立について。

【写真整理】子どもの写真管理について

子どもが生まれると、それまであまりカメラを手にすることがなかった人でも、毎日何枚もスマートフォンやカメラで写真を撮るようになる。

しかし、撮影後のデータ管理まで考えている人は少ないと思う。「毎日どんどん増えていく画像データをどう管理するか」ということについて深く考えぬまま日々を過ごし、そしてある日突然、データの入ったパソコンに麦茶を引っ掛けて破損させたり、データの入った携帯電話ごと紛失したりするのである。

↑これは本当に起こった話である...私に。

てめー、頭脳がまぬけか?と言われても仕方ないが、写真をデータ管理している場合、十分起こりうるリスクである。

ということで今回は(まだ試行錯誤の部分もあるが)子どもの写真管理について。

 

0 写真の撮り方

これは個人の趣味もあるし、私は写真の専門家ではないので参考程度に。

私自身、自分の昔のアルバムを眺めるのが好きだった。といっても、「ああ!う...美しすぎます!」と自分を眺めるのではなく、「こんな建物や看板があった」「このカレンダーの12月の絵が好きだった」「こんなおもちゃを持っていた」など背景を眺めるのが好きなのである。

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↑これは私が1歳の頃の写真だが、周囲の大人の服装、当時使っていた懐かしい食器・家具、おばあちゃんの素早い反応、私の前髪どうなってんの!?などなど、楽しい要素がたくさんあって好きな1枚である。

母や祖母は、「背景がごちゃごちゃしている所で撮るのはみっともない」と言って、家の中では特定の襖やカーテンの前で写真を撮ることが多かった。そのため写真に一度も登場しない部屋もあって、引越してしまった今となっては、その場所は記憶の中にしか残っていない。

だから、私が写真を撮るときは、被写体である子どもだけにピントを合わせるのではなく、できるだけ背景や遊んでいるおもちゃなども一緒に写すようにして、また親戚や友だちなど他の人と一緒にいる様子も撮るようにしている。

いつか子どもが写真を見返したときに、「あの頃はこれでよく遊んだよね」など思い出してくれれば嬉しい。そういう「当時は何とも思っていなかったが、今見ると猛烈に懐かしい物事」を残すのも、写真の役割だと思っている。

 

1 フォトブック(年に1冊)

さて、現在我が家に集まる写真は、デジカメ・スマートフォンタブレット端末で撮影した写真(データ)と、保育園で購入するスナップ写真(紙)である。

我が家では、これらをパソコンに一元化して、それぞれの子どもの誕生日に1年分のフォトブックを作成している。

(1)データの一元化

スマートフォンからは、パソコンと同期できるアプリAirDroid | Your Android, on the Web.を使って、思いついたときにデータをパソコンに移す。

タブレット端末からは、Dropbox経由でデータをパソコンに移す。

・スナップ写真(紙)は、年に2回(フォトブック作成時)、スキャンしてデータをパソコンに移す。

このようにして、全ての写真をパソコンに集約している。

 

(2)タグ付け

被写体に名前をつける作業。最近のパソコン写真整理ソフトなら、だいたい写っている顔を認識し、半分くらいは「○○さんですか?」と正しい名前を候補に挙げてくれる。(たまに、背景の誰もいない箇所を指して「○○さんですか?」など怖い質問をしてくるが、無視する。)残る半分は手作業で名前を入力。

正直なところ、この作業は手間がかかる。しかし、タグ付けされた写真のみ抽出することができるので、後にフォトブックを作るときに楽になる。

子どもが1人の場合は、「子の誕生日〜次の誕生日」で区切ったフォルダを作って、その子が写っている写真だけをフォルダに保存して行けばよいので、タグ付け作業は不要である。

ただ、我が家は子どもが2人いるので、一方に合わせて整理すると他方のフォトブックを作るときに苦労するため、タグ付け作業は必要と割り切ってやっている。

 
(3)データのバックアップ

このようにして集約したデータは、定期的にバックアップをとっている。

現在は外付けHDDに保存しているが、写真データは蓄積する一方なので、年ごとに記憶媒体に保存してパソコンからは消去して行きたい。しかしどの媒体を使うべきか決めかねていて、まだ実行できていない。

まわりのお母さんに聞くと、CDやDVDに保存するという声が多いが、「CD-Rにせっせと録音したのに、なぜか認識しなくなり今は聴けないあの曲、この曲ッ...!」という思い出のせいでCD・DVDに対し不信感を抱いており、踏み切れないでいる。

 

(4)フォトブック作成

いよいよ「前回の誕生日〜今回の誕生日まで」の1年間をまとめたフォトブックを作成する。我が家は、Apple - Macのためのプリントサービスのフォトブック作成サービスを利用している。

 <フォトブックの利点>

・紙媒体なので、いつでも見やすい。子どもと一緒に、好きなとき眺められる。

・1ページに複数の写真が並んでいるので、モニター画面で1枚ずつ写真を眺めるのとは違う楽しさがある。

・究極のバックアップ。古代エジプトパピルスが現存することから考えても、紙は長期保存に適している。電子媒体は劣化を避けられないほか、たとえ劣化しなくてもMDやフロッピーディスクのように再生機器自体が入手できなくなると、中身にアクセスできなくなる恐れがある(「MDにせっせと録音して、もう再生できないあの曲、この曲ッ...!」という悔しい思いを、もう二度としたくない)。その点、紙であれば悠久の時を越えて、いつでも・いつまでもアクセスできる。

 

なお、同じ紙媒体であれば、1枚ずつ写真をプリントしてアルバムに貼る方法もあるが、同じ枚数の写真を収める場合、フォトブックの方がコンパクトにまとまって場所を取らないというのも利点である。

ただ、アルバムは手軽に作成できるので、紙媒体での保存を検討している場合、まずアルバムを作ってみるのもよいと思う。

 

以上(1)〜(4)の手順を踏んで、1冊のフォトブックができあがる。

残念ながら、決して「お手軽」とは言いがたい。それでも子どもと一緒に写真を眺める時間は楽しいものだし、子どもへの何よりの誕生日プレゼントだと思って作業している。

 

2 フォトブック(月に1冊)

こちらは、スマートフォンのアプリを利用して手軽に作成できるもの。

nohana.jp 

スマートフォンで撮影した写真の中から毎月20枚選んで、アプリの手順に従って作成するだけなので、1冊作成に30分もかからない

月1冊までは送料のみで入手できるので、毎月末に忘れず作成している。

このフォトブックのよいところは、手軽さはもちろん、先月撮った写真がすぐにフォトブックになるので、2歳の次男でも出来事を覚えていることも多く、「○○したねー!」と一緒に話しながら楽しめるところである。

 

3 おわりに

今回は、写真整理について簡単に...と思っていたら、素人なのにデータの一元化やバックアップなどについて書く結果となった。

こんなこと偉そうに書いて、再びてめー、頭脳がまぬけか?と言われそうで不安で仕方ないので、さらに効率的な一元化・バックアップ方法がある場合はぜひ教えてください。

 

「自分自身の子ども時代」の写真管理についてはこちら↓

amaimugi.hatenablog.com

 

様々な媒体に実際にデータ保存してみた5年後の結果はこちら↓

amaimugi.hatenablog.com