甘い麦

共働きで年子の兄弟を育てる記録。主に仕事と家事育児の両立について。

【育児グッズ】安全グッズ編

インフルエンザ(1か月振り2度目)で臥せっていました。

我が家の子どもは2歳・3歳になるので、「ダメだぞ!触るんじゃあない!」としつこく注意した場所には基本的に手を触れないものの、0歳・1歳の頃は言葉が通じないのでまず無理である。

そこで、家の中に安全対策を講じて、「ここなら一定時間は安心・安全」という場所を確保しておくと、料理で台所に立つ間や、インフルエンザで病床にいる間も、視線は常に子どもに...ということにならずに済む。(※)

 

※ 残念ながら、「100%安全」「ずっと目を離しても大丈夫」という対策はない。子の性格も考慮しながら、「このレベルでこの位の時間なら大丈夫」という感覚を掴むしかない。

 

そこで今回は、安全グッズについて。

なお、重ねて残念なことに、「インテリアの見た目を維持しつつ安全対策を講じる」ことは難しいので(実践されている素晴らしい方もいるが我が家ではあきらめた)、この時期は割り切って安全第一の環境づくりを心がけるべきである。

 

1 危険から守る

家の中には、子ども目線で見ると危険な箇所が多いので、自分が乳幼児になったつもりで室内をチェックし、危険を先回りしてガードする必要がある。

 

ア コンセント

とにかく家中の、子どもがアクセスしうる場所のコンセントを全て塞ぐ。

100均などでも入手可能。なお注意点として、大人が着脱する場合は、子に見える場所でやらない。「これは...着脱できるものだ!」という認識を持たせないため。

 

イ テーブルの角

当時使っていたローテーブルは、サスペンスドラマの「テーブルの角に頭を強く打ち付け死亡」シーンに登場しそうなくらい角が鋭く、頑丈だったで、ガードを貼付けていた。

 

我が家はコーナー用のみ使用。何色か展開しており、クリアタイプもあるが、どう頑張っても不格好になる。そこは諦めるしかない。

 

ウ 戸棚

ガラス戸の付いた棚も開閉するようになり、棚の中身は移動したもののガラス戸自体が危険だったため、こちらでガード

「貼って剥がせる」が売りの商品だが、残念ながら引越を機に剥がす前に棚ごと処分したため、実際のところ剥がせるのかは不明。

どうしても傷つけたくない・思い入れの強い家具の場合は、避けた方が無難かもしれない。

 

このように道具を新たに取り付ける他に、「コードやクロスが子の届く高さに垂れ下がっていないか」(引っ張って本体や卓上の物が落下する危険性あり)など、今そこにある危機を撤去することや、ドアを閉める時は周囲を確認する・熱い物を卓上に放置しないなど、自分の行動を意識して変えることも忘れずにやっておきたい。

 

2 エリアを分断

ガードすべき場所が多過ぎて、そもそもエリア自体に入ってほしくない場所(我が家は台所)は、入口にフェンスを設置した。

様々な大きさ・形状があり、中には大人だけ開閉できる扉がついているものもあるが、我が家の規格に合わなかったため、上記のようなフェンスを設置して、大人は都度跨いでいる。

今では慣れたが、大人でも跨ぐのは結構面倒だし、過去に一度(理由は忘れたが)慌てて跨ごうとした結果、ハードル走みたいになってしまい、しばらくその場で動けなくなったので、素早い動きは諦めた方がよい。

 

3 カバーをつける

ア テレビ

液晶テレビは、思った以上に乳幼児の攻撃を受ける。(テレビに衝突せんばかりに近付くし、戦隊ヒーローの敵キャラクターが出たときはテレビに向かって棒を振り回して攻撃を始める。)そして最悪の場合、液晶が割れる

我が家では防止のため、カバーをかけている。 

カバーに反射して見えづらい所が難点だが、「テレビに触らないで!」「テレビを舐めないで!」などと日々神経質に言い続けて消耗したくないので、しばらくは付けておく予定。

※ テレビに近すぎるときは注意はしています。

 

イ 本棚

手に届く高さに本棚があれば、子どもはとにかくどんどん本を出す

出し飽きたら、どんどん本のカバーを外す

それにも飽きたら、本やカバーをぐちゃぐちゃにし始める・又は破る

・・・本好きの方は、これだけで地獄のように聞こえないだろうか?

都度「ダメ」と注意しても言葉は通じないので、もう本棚を動かすか、中身をカラにするかしかない。

スペースの都合でそれが不可能な場合は、本棚自体にカバーを付けて、子どもがアクセスできないようにする。

 

我が家では、このような粘着タイプのマジックテープを本棚前面の上下左右に貼り、本棚と同サイズにカットした布にもマジックテープを縫い付けて、常に布で覆うことにした。

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(ゴチャゴチャしているが、緑とオレンジの布の裏が本棚になっている。)

「こんな子ども騙し、すぐに見破られて布を剥がされるのでは...」と思ったが、壁に見えるのか、子どもは手を出さなくなった

なお、この場合も、大人が開閉して本を出し入れする場合は子に見えないように行う必要がある。見つかると途端に、「今まで壁と思っていた場所→実は裏に隠し部屋が!!」認定されてしまうため。

 

ウ オーディオ機器

配線や電源の都合から、場所をなかなか変えられないテレビ周りの機器やルーター。元々スチールのオープン棚に収納していたため、子のアクセスを防ぐべく、夫のDIYで簡易カバーを作ってガード。

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100均で入手した壁掛けラック用の網を結束バンドでスチール棚に連結し、フタ代わりにした。1辺のみ結束しているので開閉できる。

普段は閉じたまま使用し、DVDを出し入れする際などはフタを開けている。

 

4 そもそも子がアクセスできない家具を買う

上記は、「今まで大人が暮らしてきた場所に乳幼児が生まれた」時に講じた工夫だが、引越を機に「そもそも子どもの手が届かない・子が開閉できない」という視点で家具を選ぶようになり、活躍しているのはこれ

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以前掲載した写真の使い回しで申し訳ないが、この棚をオーダーする際に、「子の手が届かない高さの段」を1段設け、そこにCDや細々した日用品をしまっている。

また、「タンスの引出しのように開閉する家具なら、カバーやガードを取り付けなくとも乳幼児は開閉できないのでは」と思い、リビングに置く収納家具には引出しタイプの物を選んだ。

 

引出しは大人も両手を使うので開閉しやすくはないが、その分子どもには絶対開けられない安心感がある。いかにもタンス!という雰囲気のものではなくとも、「北欧 チェスト」等で検索すると、リビングに置いても違和感のない物が見つかる。

 

なお、「インテリアが北欧じゃない」という場合は...すみません、検索を工夫してみてください

 

5 パソコン周り

パソコンも、子どもがいる場所で操作する場合は届かない高さに置く必要がある。見える場所で操作していると、「何これ...楽しい!」と手を出されるし、そのうち隣に置いていた麦茶を倒されてパソコンが死亡、などという惨事が起きるのは火を見るよりも明らかである。

我が家でも、リビングでパソコンを操作する際は、戸棚の上に置いて立ったままやるか、子の就寝後にやるか、どちらかにしていた。

 

6 終わりに

今回は、書けば書くほど「子育て...辛いな...」と思わせる内容になってしまった。

しかし会社などでも、リスクマネジメントというのは後ろ向きだけどやらなくてはならない大切な仕事なので、ここは割り切って安全対策を講じよう!

今の月齢ならまだ大丈夫、と思っていても、

「あしたって いまさッ!」と、昨日までできなかったことを突然するのが乳幼児なので、先回りしてし過ぎることはない。