【収納】衣替え編
皆さん衣替えは済みましたか?今回は、我が家の衣替えについて。
最近は、「押入の前奥を入れ替えるだけ」とか「引出しの上下を入れ替えるだけ」といった簡単な衣替え方法もたくさん出ているものの、我が家は「昔ながらの衣替え」を実践している。
「昔ながらの衣替え」:タンスから1点ずつ取り出し、オフシーズンの箱に詰め直す作業のこと。
たしかに手間はかかる。家族4人分ともなると、まず半日は潰れる。しかし、利点として「1点1点、すべての衣類と向き合う」ことができる。普段の慌ただしい生活の中で、なかなか衣類1点1点と向き合う時間を設けることはできないので、この機会にまとめて設けるようにしている。
「1点1点、すべての衣類と向き合う」とは...
ア くたびれてもう着れない衣類の廃棄
伸びたり色あせたりしたシャツや、修復不可能なほどすり切れた衣類を選別する。なお、Tシャツ類は適当にハサミで切り刻んで「ぼろ布」入れに突っ込んでおくと、ちょっと洗面台の鏡を掃除したい...といった時に惜しげなく使って捨てられる。
イ サイズアウトした衣類の選別
子供服に多い。我が家は年子なので、
長男のサイズアウト:来シーズンの次男用として収納
次男のサイズアウト:まだ着れそうなものは知人にお譲りするべく、紙袋等に選り分けておく。
子の衣類はサイズがどんどん変わり管理が大変なので、サイズがパッと見て分かる収納が大切。これは靴も同様で、きちんと分類しておかないと「○センチの靴、お譲りでもらっていたのを忘れて買ってしまった」などということになる。
靴、多すぎィ!これではサイズを把握できない。そこで...
我が家の靴箱。1列潰して子の靴をサイズ別収納している。
1段に1サイズ→左側にサイズを記載したマスキングテープでラベリング
ウ 趣味が合わなくなった服の選別
大人の服に多い。これは判断基準が難しいが、我が家は「今シーズン1度も着なかった服は、来シーズンもきっと着ない」という厳しい基準のもと処分している。
ふと思い返すと、子どもが生まれて自分の買物に割ける時間が減って以降も、毎シーズン数枚は自分の衣類を新しく購入している→ということは単純に考えても、毎シーズン数枚は処分しないと、いずれ収納がパンクする。
今までこの基準による処分を続けてきて、「あーあのとき廃棄したあの服!捨てなきゃよかったグギギ...!」と後悔したことはないので多分大丈夫。(1回も袖を通さなかった服は、衣替えのときに初めて思い出すくらいに存在感が薄くなっている。)
ちなみに処分方法は、まだ着れそうなものは時間があれば古着屋に持ち込んでいる。ほとんどお金にならないけれど、一度は気に入って選んだ服を、どこかの誰かがまた喜んで着てくれれば...と思っている。
もし、趣味の合わなくなったブランド品を売って数千円などの臨時収入があったら、そのお金で家族で焼肉でも行ったらいいと思います。
さて、上記の判断を経て収納することとなった衣類は、プラスチックの衣装ケースにしまって押入へ。
この衣装ケースは、大学入学の上京時から10回近くの引越を経て、18平米の狭いワンルームから和室メインの古い社宅まで、様々な家で活躍してきた。
深さが何種類かある・連結されておらず組み替え自由 なので、押入の高さに合わせてスペースに無駄なく収納できる。
見た目は...特筆することもないが、まあ押入の中での使用となるので問題ない。
現在の我が家では、「衣装部屋」のように衣類のみ集結させた部屋はなく、タンスと押入は違う部屋にあるため、衣替えの際はこの衣装ケースの引出しだけ抜いてタンスの部屋に行き、中身を詰め替えてから再び押入にしまっている。
このようなフタ式の商品もあるが、引出し式ほど気軽に開けられないので、よほどシーズンど真ん中にしか着ない衣類を入れる。(衣替えに先立ち季節の変わり目に活躍する羽織り物や、薄手のTシャツなどは入れない)
そしていずれも大切なことは、中に何をしまったかをラベリングしておくこと。「夫 オフシーズン」「長男 これからの服」とか、ざっくりでいいのでマスキングテープやこんな商品に書いて貼っておく。
収納時にこの一手間をかけることで、半年後「中身を忘れてしまい、いちいち確認する」という無駄な労力を省くことができる。
「しまうのも自分、開けるのも自分なんだから、いちいちラベリングしなくても」と思えるが、断言しよう!
「半年前に収納して以来ノータッチの衣類ケースの中身を覚えている」ことは、「今まで食ったパンの枚数をおぼえている」ことと同じくらい不可能であると...!
クローゼットの中も、カバーをかけると中身が分からなくなるので付箋で簡単な説明を付けておく。付箋の色を人別に変えることで、配置順が変わっても自分の服だけを探せる。
自分の記憶を過信しないで一手間加えると、後で探す手間を省いて最終的に時短にできる。